15 April 2014
レドックスフロー电池技术に関する国际标準化活动がスタート
-
住友电気工业株式会社
当社は、レドックスフロー电池技术に関する国际标準化活动において、日本提案の审议を进めるプロジェクトのリーダーを务めることになりました。
当社が開発したレドックスフロー電池は、バナジウムなどのイオンの酸化還元反応を利用して充放電を行う蓄电池です。電極や電解液の劣化がほとんどなく長寿命であり、発火性の材料を用いていないことや常温運転が可能なことから安全性が高いなど、電力系統用蓄电池に適した特性をもっています。このため今後、太陽光や風力などの再生可能エネルギーの導入を拡大していく上で必要となる系統の安定化技術として期待されています。
当社はこのレドックスフロー电池を国内のみならず、诸外国においても普及拡大させていく计画であり、国际标準の整备にも経済产业省をはじめとする国内関係机関と密接に连携して取り组んでいるところです。
昨年10月30日には、日本工业标準调査会(闯滨厂颁)(事务局:経済产业省)が、レドックスフロー电池の导入において特に重要となる电池の「安全性」について、国际电気标準会议(滨贰颁)に新规提案を行い、3か月间の投票を経て、本年2月に正式な新规提案として审议することが承认されました。
このたび、新規提案を審議するために、IEC/TC21(蓄电池に関する専門委員会)及びIEC/TC105(燃料電池に関する専門委員会)のJWG(合同作業グループ)が設置され、当社が上記「安全」に関する日本提案について、審議を進めるプロジェクトのリーダーに決定しました。
これによりレドックスフロー电池の安全性を确保するための国际标準の整备が进むと期待され、当社は今后、レドックスフロー电池のグローバルな市场开拓を进めてまいります。
【参考】
再生可能エネルギーの导入拡大のためのレドックスフロー电池の活用に関しては、経済产业省の平成24年度大型蓄电システム紧急実証事业において、北海道电力株式会社と共同で、レドックスフロー电池を活用した、マルチな需给変动対策について、実証事业を実施中です。

